法人・個人関係なく、ゆうちょ同士の振込は月1回までは無料になる「ゆうちょ銀行」
ゆうちょ銀行の法人口座を開設する場合、個人のときとは異なり審査があります。また通帳も即日で発行されないなどの違いもあります。
特に初めて開設する際は、審査や必要なものなどわからないことだらけですよね
今回はゆうちょ銀行の法人口座の開設までの流れをまとめました。
目次
ゆうちょ銀行法人口座のメリット
- 口座維持手数料が無料
- ネットバンキング「ゆうちょダイレクト」が無料で利用可能
- 振替(ゆうちょ銀行→ゆうちょ銀行への振込)が月3回まで無料
- ゆうちょ銀行でのATM手数料無料
ゆうちょ銀行の法人口座は何かと手数料がかからないので小規模法人や一人社長などは余分な経費を抑えることができるのでお得です。
口座開設までの流れ
郵便局に必要書類を持っていく
まず郵便局へ以下のものを持っていきます。個人のときとは異なり、圧倒的に書類が多いです
僕は書類不備で2回も郵便局へ行く羽目になってしまいました。
- 会社の謄本(発行から6カ月以内)
- 身分証明書(免許書や保険証など)
- 会社と来店者の関係を証明できるもの(代表取締役=来店者であれば不要)
- 会社のマイナンバーが記載された書類(法人を設立した後に国税から送られてくる紙でOKです)
- 会社の印鑑証明書(発行から6カ月以内)
- 株主名簿または出資者名簿
- 会社の印鑑
設立して6カ月以内の場合は、更に以下のうち1つを準備する必要があります。
- 所轄税務署あての青色申告承認申請書(控)
- 所属税務署あての法人設立届出書(控)
- 主たる事務所の建物登記簿謄本(現在事項証明書)(原本)または主たる事務所の賃貸借契約書(原本)
※法人設立届出書、青色申告承認申請書を電子で出した場合は、税務署が受付を完了したというメールの控えをコピーしたものが必要です。
必要経費は?
印鑑証明書代金として450円、会社の謄本は600円かかります。即ち1,050円が経費です。但しどちらも収入印紙払いなので、収入印紙を安く手に入れることが出来れば若干お得になります。
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謄本の手数料は480円に抑える方法もあります。
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なお会社の謄本と印鑑証明書は返却してもらえます。
楽天銀行をはじめとするネット銀行を開設するのであれば謄本が返却されないので、ゆうちょ銀行を先に口座開設した方がお得です。
審査はゆるい?
詐欺などをするために架空の会社を作ることを防ぐため、昔よりは厳しいと言われています。しかし、大概の法人は審査を通過できると思います。
今回のケースでは、
- 資本金100万円
- 会社設立から半月以内
- バーチャルオフィスではない
という条件のもとで通りました。電話による確認はありませんでした。
審査申込→完了までの流れ(時系列)
4月25日申し込み完了
GW前の4月25日に郵便局へすべての必要書類を提出しました。ここから審査が始まります。審査中は特にすることはありません。
5月10日通帳等が到着
簡易書留で2通送られてきました。この時点で審査に通ったことが初めてわかりました。1通はキャッシュカードの暗証番号の案内が入っており、もう一通は通帳が入ってました。
詐欺に騙されないでという案内もありました。いらないものは捨てても大丈夫だと思います。
5月12日キャッシュカード到着
通帳と2日遅れでキャッシュカードが到着しました。キャッシュカードもゆうメールの簡易書留で送られてきます。これで無事口座開設は終了です。
GWを挟んだこともありましたが、大体3週間かかりました。
追記
ゆうちょ銀行のメリットとして法人口座でも手数料がかからずゆうちょダイレクトを利用することができます。通帳とメールアドレスがあれば申し込みできます。
申し込み自体は5分程度で完了します。ログインをして残高の確認等はできますが、pay-easy、振込・振替の機能などは使えません。
申し込みして数日後(僕の場合は3日でした)に「申し込みの確認」や「初回利用時のパスワード」などが入った簡易書留が送られてきます。これによりがすべての機能が使えるようになります。
簡易書留の到着後、インターネットからゆうちょダイレクトを開きログインし、右側にある制限解除を押します。
初回利用時のパスワードを入力し解除します。
その後ダイレクト暗証番号(数字6桁〜)を新たに作り、入力し終了です。これで振込等の機能を使うことができます。
まとめ
法人の口座開設は正直手間がかかるため難しいです。
しかし、ゆうちょ銀行は口座維持手数料やATM手数料がかからず、特に一人社長の場合などはメリットも多いので作っておくと良いでしょう。
申し込みからキャッシュカードが届くまでにかかる時間ですが、最大3週間と見積もっておけばよさそうです。