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JR東海エクスプレス・カードとは?
jr東海とセディナカードの提携で発行されているカードです。このカードの最大のメリットは、東海道新幹線に安く乗れることです。東京~新大阪の移動の場合、正規の値段より1000円近く安く乗ることができます。
JR東海エクスプレスカードの基本情報
国際ブランド | JCB,VISA,MasterCard |
入会資格 | 20歳以上 |
初年度年会費 | 1080円(税込) |
2年目以降の年会費 | 1080円(税込) |
ポイント還元率 | 通常の買い物0.5% |
入会キャンペーン | 特になし |
エクスプレスカードのメリット
1.東海道新幹線に1000円安く乗れる
一番のメリットは、東海道新幹線に安く乗れることです。東京~新大阪の片道運賃はエクスプレスカードで予約すると、13,370円(税込)です。(のぞみ指定席) 一方、東京~新大阪間の「のぞみ指定席の通常運賃」は14,450円(税込)なので1080円安くなります。
単純に計算すれば、のぞみ指定席に片道乗るだけで、年会費1080円の元は取れてしまいます。
・東京~新大阪の片道運賃(すべて税込価格)
通常価格指定席(のぞみ) | 14,450円 |
通常価格指定席(ひかり、こだま) | 14,140円 |
通常価格自由席 | 13,620円 |
金券ショップの回数券のバラ売り(指定席) | 13,750円 |
回数券(指定席)1枚当たりの値段 | 13,690円 |
エクスプレス予約(EX-ICサービス) | 13,370円 |
表を見ればわかるとおり、エクスプレス予約をした場合が、一番安くなります。仮にエクスプレス予約を除くと一番安い「通常価格自由席」をREXカードのような高還元率のクレジットカード(1.75%)で支払ったとしても、エクスプレス予約のほうが安いです。
参考計算式:13,620×(1-0.0175)≒13381 円
2.予約が自宅でできる
新幹線の切符を買う時は、普通みどりの窓口や指定席券売機に行って購入することになります。つまり切符を買うために駅に行かなければなりません。新幹線に乗る直前に買えばいいかもしれませんが、混んでいるときや、時間がないときもあります。
しかしエクスプレス予約であれば、新幹線の切符を買う作業がネットのみで完結します。時間を有効に使えるため時間の節約にもなります。
予約の方法はいたって簡単です。以下が簡単な予約の流れになります。
- 東海エクスプレスカードにログインします
- 「ご希望時間の列車を検索して予約」をクリックします
- 日時、時間、行先等を指定します
- 購入申込をした後、予約結果が出ます。予約ができたら終了です。
- 切符は下のICカードを東海道新幹線の改札にタッチすると出てきます。
(切符は郵送されないので注意してください。また新幹線に乗るとき必ず下のICカードを持って行ってください。忘れると乗れません。)
3.さらにお得なキャンペーンがある
エクスプレス予約をしたときの運賃でも大変お得でしたが、さらにお得になるときもあります。例えば乗車日の21日前までに予約をすると安くなる「IC早得タイプ21」があります。乗車時間や途中下車などに制限はついていますが、東京~新大阪間が税込11,000円と通常のエクスプレス予約より更に安くなります。
2014年は、東海道新幹線開業50周年記念だったので、期間限定で「超☆超IC早特」(東京から新大阪までの片道運賃が税込5,400円)というキャンペーンをやっていました。高速バスなみの破格ですね! ※京都や名古屋までも5,400円でした。
下の写真は、その証拠です↓
ここまで破格の値段になるのは、東海道新幹線60周年記念のときまでなさそうですねw
4.優待割引がある
エクスプレスカードを持っている場合、ホテル、レンタカーの割引や、駅構内の対象店舗での特典があります。
詳しくは以下のリンクを参考にしてください。
http://expresscard.jp/member/privileges/
エクスプレスカードのデメリット
1.年会費がかかる
年会費は 税込1,080円です。2014年度は東海道新幹線開業50周年記念で、初年度だけ年会費無料でした。またこのカードは条件付きで年会費無料にはなりません。そのため1年に一回も東海道新幹線に乗らない人は、持っていても損になります。
2.乗車券は新幹線の駅と駅のみ
新幹線をみどりの窓口などで通常に買うと乗車券に「東京都区内」「大阪市内」などの文字が印字されています。これは乗車駅または降車駅が東京駅でなく、都区内の駅であればどこでも乗っても降りてもお金がかからないという意味になります。 これを「特定都区市内制度」といいます。ところが エクスプレス予約で切符を買った場合、この制度が適用されません。
例えば池袋から新大阪まで行く場合、
エクスプレスの場合東京~新大阪までの切符のため、東京~池袋までの運賃200円は追加で払う必要があります。
エクスプレス予約の場合 13370円+200円=13570円の運賃がかかることになります。
みどりの窓口で通常の指定席券を買った場合は14450円のみです。東京駅や品川駅が最寄駅であれば問題ないのですが、そのような人は少ないと思います。特にビジネスでなくプライベートで使う人は、自分の最寄駅がどこにあるかによって運賃が予想外に高くなるので注意してください。
3.ポイントの使い道が微妙
クレジットカードを持つときに気を付けるべきことの1つにポイントの使い道があります。
エクスプレスカードは、東海道新幹線を使った際、独自のポイントがたまります。たまったポイントは普通車からグリーン車にグレードアップさせることができます。ただ期限が1年と短いことや、新幹線に6回以上往復しないと、グレードアップできないため、そこまでのメリットを感じません。
また通常の買い物にこのクレジットカードを使った場合1000円につき1ポイント(5円相当)もらえます。たまったポイントは100ポイントからnanacoや楽天スーパーポイントに交換できます。還元率は0.5%であり全くお得ではありません。
http://www.cedyna.co.jp/point/wp21/wp21_setsumei.html
学生がエクスプレスカードを持つ場合
帰省などで、エクスプレスカードに魅力を感じた学生もいると思います。しかし学生の場合、学割が使えるためそこまでお得にはなりません。
東京〜新大阪間の運賃
学割指定席(のぞみ) | 12,700円 |
学割指定席(ひかり、こだま) | 12,390円 |
学割自由席 | 11,870円 |
エクスプレス予約(EX-ICサービス) | 13,370円 |
見ればわかるとおり、通常のエクスプレス予約(EX-ICサービス)より学割で乗車券を買ったほうが安くなります。EX-ICサービスは乗車券と特急券が一体になっているため学割運賃にすることができません。
エクスプレスカードを使って、学割を適用させたい場合、乗車券はみどりの窓口で買い、特急券のみをエクスプレス予約で買う方法があります。
エクスプレスカードを使って特急券(e特急券)を買う場合、やはり通常で買うより少しお得になります。
東京~新大阪の場合、のぞみ指定席の特急券は5,500円、自由席の特急券は4,870円、e特急券は4,820円です。e特急券は指定席でも自由席でも乗車可能なため、指定席に乗りたい場合、700円近く安くなっていることがわかります。
乗車券学割+e特急券で東京~新大阪を移動する場合、7,000円+4,820円=11,820円となり自由席より安い値段で移動することができます。「IC-早得」などもあるため、東海道新幹線を一年に数回利用し指定席に乗りたい学生なら、エクスプレスカードを持っても十分得になると思います。
エクスプレスカードの審査について(私の体験談)
私は去年「超☆超IC早特」を目当てで、2014年8月にこのカードを発行しました。発行を申し込んでからカードが届くまで2週間はかからなかったと思います。
審査についてですが、学生の私でも発行できたので、そこまで審査は厳しくないと思います。クレジットカードを作ったときの私の属性を書いておくので参考にしてください。
- 学生(当時のアルバイト収入2万円、年間24万円で申請)
- ローンなし
- 年齢 21歳
- 作る前に所持していたクレジットカード4枚
- クレヒス 9か月
- キャッシング枠0円
口座引き落としができる銀行
メガバンクなどはもちろん対応していますが、当サイトがオススメしている、楽天銀行やセブン銀行など、口座引き落としでポイントが貯まる銀行を指定することはできません。
まとめ
東海道新幹線をたくさん使う人はお得です。特にビジネス目的で移動が多い人は、時間と交通費の節約になりお得です。学生の場合、帰省などで年に何回か東海道新幹線を使い指定席に乗りたい人は、持つのもありだと思います。